DLMセンターからのお知らせ

「薬を育てる 薬を学ぶ」(澤田康文著、東京大学出版会)発刊のお知らせ

2007年09月18日

《センター長から》

このたび、書籍「薬を育てる 薬を学ぶ」(澤田康文著、東京大学出版会)を発刊する運びとなりました。

「育薬」と「薬育」とは何でしょうか。薬はとても身近なものであるのに、一般の人たちの関心はあまり高くありません。投薬ミスや薬害を防ぎ、薬を有効かつ安全に使うために、そして今後よりよい薬を創りあげていくためには、この「育薬」と「薬育」の理解と実践が必要です。本書では、我々がこれまで集めてきた具体的な事例をたくさん挙げながら、薬との新しい付き合い方を提案します。使いやすく、効き目もしっかり、副作用も少ない、そんな夢の薬をつくるには、専門家におまかせではなく、一般市民も、薬を学び、そして薬を育てる意識を持ってほしい、本書にはそんなメッセージも込められています。
(詳細は、http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-063400-7.html を参照してください。)

<主要目次>

プロローグ——医療の中で「薬」はどうあるべきか

第1部 薬を育てる——育薬
1 医薬品の創薬、適正使用と育薬
2 育薬による医薬品の進化
3 医薬品不適正使用と投薬ミスとその回避
4 患者と服薬ノンコンプライアンス
5 育薬を達成するための人々の連携

第2部 薬を学ぶ——薬育
6 これまでの薬育とこれからの薬育
7 学校と一般社会での薬育
8 薬育の実践のための教育コンテンツ

エピローグ——真の医薬分業と安全のために

特定非営利活動法人(NPO 法人)
医薬品ライフタイムマネジメントセンター
センター長 澤田 康文