DLMセンターからのお知らせ

「ヒヤリハット事例に学ぶ服薬指導のリスクマネジメント2」(澤田康文著、日経BP社)発刊のお知らせ

2008年8月14日

このたび、「ヒヤリハット事例に学ぶ服薬指導のリスクマネジメント2」(澤田康文著、日経BP社)が発刊されました。

《センター長から》

  患者は一人ひとり生活パターン、体調、薬への認識・考え方が違います。現場では、ヒヤリとしたりハッとしたりする薬の誤用が多々起きています。医師、薬剤師、看護師などの予想を超える事態は常に起こり得るのです。そうした事態を想定せず、不十分・不適切な服薬説明・指導を行って患者に健康被害が生じた場合、医療従事者の責任も問われかねません。本書は前作同様、服薬説明・指導ミスによって起きた「ヒヤリハット事例」と薬学的知識に基づき、ミスを回避するために必要な指導のコツや具体的指導例を解説しています。本書を事故の未然防止にぜひお役立てください。

特定非営利活動法人(NPO 法人)
医薬品ライフタイムマネジメントセンター
センター長 澤田 康文

<主要目次>

プロローグ——医療の中で「薬」はどうあるべきか

第1章 医薬品の名称の説明・確認
 (OTCキャベジンを医療用に誤用 ほか)
第2章 薬価・調剤料の説明・確認
 (用法変更で負担金が増加 ほか)
第3章 製剤・成分・包装の説明・確認
 (薬の口当たりが変わり服薬中止 ほか)
第4章 効能効果の説明・確認
 (調剤ミスも患者に連絡つかず ほか)
第5章 用法用量の説明・確認
 (濃度高いほど作用が強いと誤解 ほか)
第6章 使用法の説明・確認
 (「もったいない」がトラブルの元 ほか)
第7章 相互作用の説明・確認
 (残薬を勝手に使用し成分が重複 ほか)
第8章 疾患の説明・確認
 (高血圧に禁忌のOTCを見逃す ほか)
第9章 生理的擾乱状態の説明・確認
 (ビ・シフロール交付後に運転 ほか)
第10章 副作用の説明・確認
 (後発品変更後に副作用発生 ほか)